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地下水って誰のもの? 水ビジネスD 2010年07月12日

n.gifあの大黄河が涸れようとしているらしい。中国の産業大躍進の背景に、大量の産業用水が必要とされる。河川からの取水だけでは足りず、滅多矢鱈に地下水をくみ上げた結果らしい。当然廃水処理にも手が回らず、水質汚染は、想像を絶するレベルらしい(何れも伝聞に過ぎませんが・・・)
地球上の水は、14億km3と計算されています。最も多いのは海水98.7%で、次いで南極や北極の氷1.7%など、3番目が地下水0.7%>。地下水は、水循環における大衆時間も長く、平均830年とされています。豊富なミネラルを含んで飲料水としても貴重な地下水が、産業用水として、涸れつくすまで浪費されている。

nA.gifそもそもこの地下水、一体誰のものなのだろうか?さ前途違ってかなり法的な整備は出来つつあるものの、いまだに自分の土地から汲みあげられる地下水は自分のものと思い込んでいる人も少なくない。中国問題を論ずる前に、まず我が国の事情から紹介しよう。
全国的に、病院やホテル、デパートなどが、経営の合理化に伴うコスト削減と、災害に備えた水の確保を目的に、地下水を水源とする専用水道を設置する例が増えている。その背景には、@大口需要者の水道料金の節減と用水確保の危険分散A技術の進歩による地下水所の施設の低コスト化B井戸の掘削から施設の運転まで行う業者の登場C企業の積極的なPR・・・がある。揚水規制に抵触しない土地の所有者は法的には誰でも地下水を利用できる。
しかしそもそも井戸から汲み上げる水は、その土地で涵養されたものではなく、他の土地で浸透し地下を移動して地下水になったものであり、井戸の所有者のものではない。しかも、都市部で水質の良い井戸を掘るには相当のコストがかかる。結果として、資本力のある大口利用者や企業が利益を得る事にならないだろうか。
河川から勝手に事業場が取水する事は出来ないのに、規制に抵触しなければ地下水の汲み上げが自由と言うのは、おかしい。一般家庭はともかく、揚水上の大きなものについては一定の制限をすべき時が来ている。昔から伝えられてきた地下水を子子孫孫の代にいたるまで飲料出来るような環境を保全・管理し、利用していかなければと思う。