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菅首相に期待する 水ビジネスA 2010年07月07日

@l.jpgだいぶ前だったと思う。ある人より、「面白いコラムがあるよ」とコピーを沢山頂いた。何枚もの「水道産業新聞」の社説のコピーだった。業界の外にいた自分に、今まで全く触れる機会さえ無かったが、これが何とも真摯に「水」に真正面から取り組んでいて、読んでいてうなづく事ばかり。全く「受け売り」となってしまうけれど、是非そのエッセンスだけでも紹介したい。今回からシリーズで書く。一回目は、民主党の新しいリーダー、菅直人首相、所信表明から。

世界の人口の6割にあたる39億人の人々が暮らすアジア・太平洋地域には、安全な飲料水を利用できない人が7億人、下水道など基本的な衛生設備を利用できない人が19億人もいる。安全な飲料水を得られない地域では、子供を中心に水因性疾患で毎日多くの生命が失われている。菅氏が昨年来、責任者となって検討を進めている「新成長戦略」では、「グリーンイノベーション」と「ライフイノベーション」、「アジア経済」等を成長分野として掲げている。
菅首相の所信表明では、そのことにも触れながら、グリーンイノベーションの中で期待される分野として、地球温暖化対策などのほか、「人間に不可欠な"水"に係る産業」をあげた。その視野の先には、「水」に対する「安全」と「安心」の確保があると思いたい。日本の繁栄にはアジア・太平洋諸国の経済基盤の発展と水問題の解決が不可欠だし、何より隣人として、水の先進国としての責任もある。海外進出企業を支援する、政府による強い姿勢と実行力を期待したい。
強い経済を実現するには、安定した内需と外需を創造し、富が広く循環する経済構造を築く必要がある。菅首相の所信表明演説にその鍵として、「課題解決型の国家戦略」が示され、「水」をキーワードとして取り上げた事を評価したい。2010.6.21 社説から抜粋